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・・・ 令和3(2021)年度 自己評価・学校関係者評価報告 ・・・

令 和4年3月18日
認定こども園ゆりかご幼稚園 園長 三吉圭子
 今年度も教育の質及び幼稚園運営の改善と向上のために、「学校評価」を実施いたしました。保護者の皆様にご協力いただきました「令和3年度認定こども園ゆりかご幼稚園の教育及び運営に関する保護者アンケート」の結果を基に、教職員全員で幼児教育の質や園運営について、反省や課題を確認したところです。また、学校関係者評価委員の方々からご意見をいただき、その結果を以下の通りまとめました。
 皆様にいただきましたご意見・アドバイスを踏まえ、これからも幼児一人一人の健やかな成長のために、教育の充実・向上、より良い運営に努めて参りたいと思っております。尚、保護者の皆様からご協力いただいた「アンケート」の集計結果も、お渡しいたしますので、ご覧ください。


1.本園の教育目標
園 訓  「しずかなこころ」
教育目標「生きる力の基礎を育み、心豊かなたくましい子どもを育てる」
<めざす幼児像>
@明るく元気な子ども
A思いやりのある子ども
B生き生きと表現する子ども
Cよく考え工夫する子ども
D感謝の心を持つことができる子ども

2.今年度学校評価の重点として取り組んできた目標・計画
 本園は教育理念・目標を基にカリキュラムを作成し、日々保育にあたっております。
その中で学校評価に取り組むにあたり、今年度は次の三つをポイントにして、教職員が
環境・活動内容・指導の方法など研修・研究を進め教育内容の向上に努めて参りました。
自分の思いや考えを言葉で表現し、周囲の人・ものとのかかわりを豊かにするための、 活動や環境について研究を深める。
感染状況に合わせた対応により、新型コロナウィルス感染症の予防に努めながら、 幼児の育ちをしっかりと支えていける、活動内容や園生活の運営方法を探る。
改定した危機管理マニュアルについて、教職員が理解共有して実践し、検討・修正を 図り、安心・安全な運営体制を整える。

3.具体的な取り組みについて
    評価 A:十分に成果があった B:成果があった C:少し成果があった D:成果がなかった
番号 評価項目 評価 取り組み状況
思いや考えを言葉で表現し、かかわりを豊かにするための活動や環境についての研究を進める
@ 一人一人を理解しそれぞれに合わせた援助に努め、自らやりたいことを友だちと共に実現し、充実感を味わえるような遊びの環境設定等について、記録を通して振り返り、工夫してきた。
A 日々の保育の中で「聞く力」「話す力」を伸ばせるような活動を、大切に取り入れると共に、保育教諭同士の情報交換や園内研修を実施し、スキルアップに努めた。
コロナ禍の中でも、感染予防を徹底しながらも、遊びや環境を、可能な限り実行できるような運営方法を探る。
@ 新型コロナ感染予防のための情報を収集して、環境を整えると共に、園医の指導を仰ぎながら実践し、予防に努めてきた。
A 人間形成の基盤となる幼児期に経験させたいことを、その時の感染状況に合わせて、実施可能な内容・方法を工夫し予防に努めながら、できる限り実施してきた。
「危機管理マニュアル」を理解共有して実践し、安心・安全な運営体制を整える。
@ 有事に適切な対応をとるために、マニュアルを基に毎月行う避難訓練を計画的に進め、教職員一人一人の役割や協力体制について理解共有し実施してきた。
A 危険な場所や場面について、「ヒヤリハットシート」にチェックして教職員が共有して対応し、安心で安全な生活運営に努め、園児自身が身を守る大切さに気付き、行動できるよう援助してきた

4.総合的な評価結果
    評価 A:十分に成果があった B:成果があった C:少し成果があった D:成果がなかった
評価 理 由
B 評価項目に取り組んだ結果、認定こども園に移行して2年目を迎えた本園運営や、教育・保育の充実につながった。課題点は、今後改善・検討を図り、運営や内容の充実と向上に努めていきたい。

5.今後取り組む課題
番号 課  題 理   由
業務の効率化を図りながら、教育・保育の質向上を目指す 「働き方改革」が求められる中、教職員の意識改革と業務の効率化を図ると共に、日々の教育・保育を改めて見直し、保育への意欲を更に高め、教育・保育の質向上を目指す。
保護者の信頼と連携を深める情報発信の方法を工夫する 行事や保育の準備、その他の連絡について、保護者が理解しやすい方法や内容を工夫する。また、一人一人の幼児の成長を保護者と共に喜び、共有・協力して、成長を助長できるように、連携の方法等を模索する。

6.学校関係者評価委員会の評価
コロナ禍の影響もあり、コミュニケーション力の育ちに心配がある。言葉は知っているが「言葉を操る力」が育っていない子が多く見られる。感動体験を味わうことや、保護者の方の絵本の読み聞かせにより愛着関係が育まれ、伝える力が育つ。また、指先の使い方が弱い子、身体の使い方がぎこちない子が増えている。園では、雑巾がけや紙飛行機大会・泥団子つくり・様々な感触遊び・田んぼや畑の活動など、五感や身体を使った活動・遊びを取り入れていて、子どもたちの育ちにとってありがたい。
家庭での過ごし方を聞くと、YouTubeやゲーム・スマホ・DVDなどで過ごす時間が非常に多いようだ。親の影響が大きいと思うが、調和のとれた育ちのためには、身体・頭を使った遊びやお手伝いなど多様な体験が必要である。価値観が多様化しており、伝え方に難しさもあるだろうが、保護者との信頼関係を大切にしながら、ゆりかご幼稚園の特色ある教育への取り組みや子どもたちの様子、子どもとのかかわり方等を保護者に情報発信してほしい。
産休・育休後の先生方が、ゆりかごに復帰されるということは、やりがいのある職場・働きやすい職場になっているからこそである。ゆりかご幼稚園の長い歴史や良き伝統を大切にしながらも、時代に合わせて、よい職場環境をみんなで作ってほしい。管理職は、先生方の頑張りを認めつつ、バックアップし、働き甲斐のある職場・長く勤められる職場を目指してほしい。また、園内の温かい雰囲気をこれからも大切にしてほしい。


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